METHOD メソッド
ブランディングデザインの方法
「ブランディングデザイン」は、2006年に西澤明洋が提唱し、エイトブランディングデザインが実践してきた考え方です。私たちはこの言葉を、ロゴやパッケージ、WEB、広告などをデザインするだけでなく、経営戦略レベルからブランド全体を設計し、強みを正しく伝え、ブランド発表後も継続的に育てていくための方法論として用いています。
同じ言葉でも、使う人によって示す定義や範囲は異なります。エイトブランディングデザインでは、まずブランディングデザインが何を指し、何を指さないのかを定義し、仕事の範囲を明確にしています。
ブランディングデザインとは
ブランディングデザインとは、企業や商品の価値を高めるために経営戦略や商品企画などのブランドの根幹から設計し、それが正しく伝わるようロゴやパッケージ、WEB、店舗、広告など、顧客接点となるさまざまなデザインを一貫してつくり上げることです。
それにより企業や商品は、競合他社と差異化され、社会に広く伝わることで多くの顧客を獲得し、持続的な利益を上げることを目的としています。
ブランディングデザインが指すこと
- ブランドの差異化要因を明らかにし、広く伝わるようにすること
- 見た目だけでなく、経営戦略レベルからブランド全体を設計すること
- ブランドの強みを、さまざまな顧客接点で一貫して表現すること
- ブランドを発表して終わりではなく、発表後も継続的に育てていくこと
ブランディングデザインではないこと
- ロゴや理念だけを新しくすること
- WEBだけをリニューアルすること
- 広告やキャンペーンを行うこと
- ロゴやパッケージ、WEBなどの見た目を整えること
- 短期的な売り上げアップを目的に、デザインを行うこと
どんな企業に向くか
- 良いものをつくっているのに、その価値が正しく伝わっていない企業
- 価格競争から抜け出し、選ばれる理由を明確にしたい企業
- 商品やサービスの差異化要因が曖昧で、ブランドの軸を定めたい企業
- CIや営業、採用、広報などの表現がバラバラで、一貫性を整えたい企業
- 新規事業、新ブランド立ち上げ、リブランディングなどで、全体設計から行いたい企業
- デザインを制作物だけではなく、経営全体に活かしたい企業
このようなご相談は別の進め方が適しています
- ロゴやスローガンだけを短期間で作りたい
- WEBやパッケージだけをリニューアルしたい
- 今すぐ集客施策だけを改善したい
- ブランドの方向性を考えるミーティングや合意形成に時間をかけたくない
一般的な「ブランディングデザイン」の
使われ方との違い
一般的には、ロゴやCI、VI開発、またパッケージやWEBなどの各種デザインの表現を整えることを「ブランディングデザイン」と呼ぶことがあります。それ自体を否定したいわけではありませんが、同じ言葉でも使う人によって示す範囲が違うため、ここではその違いを明確にしておきます。
エイトブランディングデザインでは、ブランディングデザインを部分的な表現づくりではなく、ブランドの差異化要因を定め、企業活動に一貫性を通し、長期的に育てていくための全体の設計とその表現と捉えています。デザインで見た目を整えることは大切ですが、それはあくまでブランディングデザインの一部です。
CI…コーポレート・アイデンティティ、VI…ビジュアル・アイデンティティ
ブランディングとは、何を行うことか?
ブランディングの語源は、「家畜に焼印を押し、他と区別する行為」から転じたと言われています。すなわち「ブランディング=区別」と言えます。ただ現代のビジネス環境の中では、こうした印をつけるような表層的なデザインの区別ではブランドはつくれません。
エイトブランディングデザインでは、「区別」より発展的に、「ブランディングとは、ある商品、サービスもしくは企業全体にある一定の方向性をつくり出し、他者と差異化し、広く伝えること」と定義しています。
まずブランドの対象を表層だけでなく、戦略や企画の根本から全体設計することで長期的な差異化要因をつくり表現します。そして、マス広告のような大きな予算をかけて企業から一方的に伝達するのではなく、その価値が人から人へ「伝言ゲーム」のように自然に伝わって広く認知されるようにさまざまな顧客接点を一貫してデザインします。
簡単にいうと「ブランディングとは差異化し、伝言ゲームすること」と言えます。
ブランディングデザインの考え方
「ブランディングデザインの3階層®」
経営戦略や商品企画などのブランドの根幹から全体のデザインを行うために、エイトブランディングデザインでは、企業活動をM(マネジメント)、C(コンテンツ)、C(コミュニケーション)の3階層で整理し、各階層を縦串・横串でつなぐことで一貫性あるブランディングデザインを行います。
コミュニケーションの一貫性だけをとることは、VI(ビジュアル・アイデンティティー)といいます。ブランディングデザインはマネジメント、コンテンツ、コミュニケーションの全体の一貫性をとることがとても重要です。
- Mマネジメント
- 経営戦略やビジネスの仕組み。ブランドコンセプト。
- Cコンテンツ
- 商品やサービスなど、顧客に提供するもの全体。ブランドの中核。
- Cコミュニケーション
- ロゴやパッケージ、WEB、店舗、広告など全ての顧客接点。
ブランディングデザインの進め方
「フォーカスRPCD®」
エイトブランディングデザインではすべてのプロジェクトにおいて、独自の開発フロー「フォーカスRPCD®」を用いて、ワークショップ形式でクライアントと共創しています。
フォーカスRPCD®とは、F(フォーカス)、R(リサーチ)、P(プラン)、C(コンセプト)、D(デザイン)のこと。中でも一番重要なのは、他社との差異化要因をつくり出すためにブランドの強みをフォーカスしていくことにあります。そのフォーカスされた強みをR、P、C、Dの4フェーズすべてにおいて意識しプロジェクトを進めることで、差異化された伝言力のある強いブランディングデザインにつながります。
そして「フォーカスRPCD®」のフローを一巡しブランドが完成・発表した後も、再びR(リサーチ)に立ち返り、このフローを繰り返しながらブランドをさらに育てて続けていきます。ブランディングデザインは立ち上げて終わりではなく、ブランドの成長とともに継続的に磨き続けるものです。
- Fフォーカス
- ブランドの強みをフォーカスすること。ブランディングの源泉となります。
- Rリサーチ
- 現状の課題分析、顧客理解、競合分析、社内認識のずれなどを整理します。
- Pプラン
- 商品やサービス、組織を改善させる新しい施策を開発し、経営全体を俯瞰しながら戦略としてまとめます。
- Cコンセプト
- P(プラン)でまとめた戦略を、ブランドの判断基準となるようにブランドコンセプトとして言語化します。
- Dデザイン
- ブランドの戦略やコンセプトを、ロゴ・パッケージ・Web・店舗などさまざまな顧客接点において一貫性をもってデザインします。
実践知としてのブランディングデザイン
ブランディングデザインは、単なるロジックではありません。実践してはじめて価値を生み出すものです。エイトブランディングデザインでは、2006年から実践し続けてきた知識を、著書や講演、事例発表を通じて、継続的に発信し続けています。
ブランディングデザインを実践したいとお考えの方は、以下もご参考ください。
-
ブランディングデザインの教科書
パイインターナショナル
-
西澤明洋の成功するブランディングデザイン
誠文堂新光社
-
1時間目「ブランディングとは何か?」(35min)
ブランディングを始める前に知るべき、
ブランディングの定義と3条件を解説します。
よくある質問
ロゴ制作との違いは何ですか。
ロゴはブランドを伝える大切な要素ですが、それだけでブランディングデザインは定まりません。エイトブランディングデザインでは、ロゴをつくる前に、そのブランドの差異化要因を明確にし、何をどのように伝えるべきか全体を考えた上でロゴをデザインし、さまざまな顧客接点に展開していきます。
WEBリニューアルとの違いは何ですか。
WEBも重要な顧客接点ですが、WEBの表現だけを整えてもブランドは十分に伝わりません。まず伝えたい企業情報や商品、サービスの強みを明確にし、それらがデザインされている必要があります。そしてその強みが伝わる情報設計をした上で、WEBをリニューアルする必要があります。ブランディングデザインは、WEBを含めた全体設計とその表現になります。
プロジェクトはどこから始まりますか。
R(リサーチ)からプロジェクトはスタートします。ワークショップでメンバーの皆様と課題の整理からはじめ、差異化要因とブランドの軸を明確にしていきます。その上で、ロゴやパッケージ、WEBなど各顧客接点のデザインへ進みます。
まとめ
ブランディングデザインとは、企業や商品の価値を高めるために経営戦略や商品企画などのブランドの根幹から設計し、それが正しく伝わるようロゴやパッケージ、WEB、店舗、広告など、顧客接点となるさまざまなデザインを一貫してつくり上げることです。
それにより企業や商品は、競合他社と差異化され、社会に広く伝わることで多くの顧客を獲得し、持続的な利益を上げることを目的としています。
私たちは、ブランディングデザインでさまざまな企業を元気にしていきたいと考えています。ブランディングデザインで日本を元気します。


